今回はOltremateria(以後、オルトレマテリア)という材料のご提案です。
オルトレマテリアって何?
この商品は今のところ日本では左官材の一種という認識です。
イタリア発の材料で直訳すると素材を超えたという意味です。
今までにないモノというニュアンスでしょうか。
具体的に何が今までの左官材料と違うかというと、
- 機能性
- デザイン性
この二つが備わっている稀有な素材という点です。
これまでの左官材の特徴としては、なんといっても意匠性が高く防火性もある一方で、防水性とクラックが懸念点でした。
オルトレマテリアは、一般的なモルタルのように耐久性に優れ、加えて柔軟性にも優れていることでクラックが入りにくく、また耐水性にも優れていることで今まで施工が困難とされていた湾曲したデザインや水廻りにも施工が可能です。
昨今のモルタル調や配管を見せた感じの無骨なイメージの内装が流行としてある中で、その中でもひと際異才を放つデザイン性を追求できるかと思います。
オルトレマテリアの原材料は?
原材料としては、水性ポリマーをベースにした材料で発色が良いのが特徴です。日本では取り扱いが始まる前により環境に配慮することを考え、自然素材の割合を増加し、企業コンセプトに一貫した商品開発、企業努力が垣間見えます。
オルトレマテリアは左官材なので、塗り方や混ぜ物によって表情が全く異なります。素材がどれだけ良くても施工の腕が良くないと意味がありません。
オルトレマテリアは認定を受けた施工店のみ材料の調達が可能な為、信頼に値する施工店に安心して施工を依頼することができます。
施工には特別な技術が必要なため、認定を受けた施工店のみ施工が許され、材料を手に入れられることができるのも特徴です。
施工例を幾つか掲載致します。
これはテーブルとキッチンの施工例ですが、このように既存のモノへ施工することができることが優れた耐水性、柔軟性、適用性を表している証のように思います。多様なデザイン、テクスチャから絞って完成デザインイメージをお施主様から提案することは難しいかと思います。
ページTOPの公式HPや最近だとinstagramなどのアプリで施工例を拝見することが可能なので、こんなイメージですることは可能ですか?という風にお伝えいただけると近いニュアンスでくみ取って、提案することが可能かと思います。
先ほど、さらっと触れたように下地を選ばない適用性も大きな売りの一つです。一般的に壁下地となるボードやベニヤへの施工はもちろんのこと、既存のシステムキッチンや無垢の木材などにも施工可能です。
厚みが1.0mmから1.5mmの薄塗りで施工することが様々な下地の素材の味を消さずに施工を可能にしている要因だと思います。
どこに施工するのが良いのか?
至る所に施工するというよりはアクセントで一面に、もしくは部屋全体のベースとして使うパターンもあります。
個人的にアクセントとして用いる方が好みです。もしくは部屋のインテリア、例えば比較的占有面積の大きいテレビボードやダイニングテーブルなどに施工、配光(光が拡散する角度)を狭めたライトなどでアクセント部分にスポットライトのように照らせば雰囲気がでて、͡鏝塗りの良さが十二分に発揮されると思います。
まとめ
オルトレマテリアは鏝塗り仕上げの意匠材で、下地を選ばずにあらゆる場所に施工が可能です。
特長として、モルタルと同じような質感で耐水性、柔軟性、適用性にも優れています。
多種多様なデザインを表現可能で、施工は認定を受けた施工店のみが可能な為、安心してお願いできます。
気になる方はぜひお声がけください。