今回はリフォーム業者の選び方ということで。
リフォームをしたいけど、、、中々踏ん切りがつかない
その躊躇いの要因はやはり金額でしょう。
どんな工事にいくら掛かるのか適正金額がわからない。付随する工事が本当に必要なのか判断がつかないから比較が難しい。
このような考えに至ることは当然です。
ただ、ここで問題提起をする必要があります。
金額だけで依頼先を選択することが果たして正解なのでしょうか?
多くの場合、言い方を選ばなければメーカーの商品を取り付けてもらうだけの工事なんてどこに依頼しても同じじゃないの?
そう思うのが当然です。
そして結局なんとなくで聞いたことのある有名なところへ、近くの工務店さんへ、たまたまチラシが投函されていた会社へ、相見積もりが取れるサイトへ
このように半ば投げやりになっていませんか?
そのような選択の仕方では後悔するときが必ずくる/今回は運悪く後悔しなかっただけのどちらかです。
声を大にして言いますが、依頼する業者さんによって差は出ます。
なぜなら一つのリフォームを完結させるためには複数の工事があるからです。
工期の記事で触れているように、例えばお風呂のリフォームであれば
解体、左官、水道、電気、組付、内装と複数の工事・工程があります。
それは自社内で職人を抱えている場合でも、チームのように専門業者を呼んで工事する場合でも等しくです。
このように記述していくと余計にどこに依頼すればいいのかわからないと思います。
では、どのように業者を選択すればよいのか?
後悔しないために大事なポイントをいくつか列挙していきます。
① 打合せの時間に制限はないか
② 最もらしい説明でお施主さんが現場に来ることを暗に嫌がる業者は避ける
③保証やアフターサービスが充実しているか
④できるならば、現場近くの業者さんへ
⑤人当たりがどうか
では、なぜこれらが大事なのかを。
①打合せの時間に制限はないか
間取り変更を伴うフルリノベーションの場合は勿論ですが、キッチンやお風呂、トイレといった水廻り設備のリフォームの時にも言えることです。
具体的には、現場調査をしてからの見積は当然として現状を把握したうえでお施主さんの要望を叶えるための必要な仕様やオススメの商品を提案してもらえているのか。
ショールームへ行くことを勧めてもらえるか
質問に真摯に答えてくれてくれているか
このようなことが一つの指標になるかと思います。
②最もらしい説明で お施主さんが現場に来ることを暗に嫌がる業者は避ける
一般的に複数日工期のかかるリフォームだと工程表といういつどのような工事を行うのか整理されている表を用意します。
近頃よくあるのは中古物件を購入してリフォームしてから居住するケースです。
そのような場合、住みながらのリフォームと異なりお施主さんの目が届きにくくなるものですが、そのようなときに現場を覗きに行くことを暗に嫌がるリフォーム業者さんは現場をきれいに整理していなかったり、お施主さんへの説明とは異なる方法で工事しているところを万一にも見られたくないということがあるのか、なにかしら理由をつけてあまり現場にお施主様を来させないようにします。
もちろん解体中など、人やモノが往来し続け、危険がある時には配慮をしていただきたい旨を伝えますが、明確な理由無く断る場合は注意した方が良いです。といってもこれは工事が始まってからでしか確認の仕様がありません。
ですので打合せの段階で何度か覗きに行きたいという旨を業者さんに伝える。
その反応があまり芳しくないように感じたならば、要注意かもしれません。
お客さんはわからないからと、ずさんな工事をしている業者はいまだに数多くあります。
現場をきれいにしていないと事故の原因にも繋がりますし、作業効率が落ちる要因にもなります。
③できるならば、現場の近くの業者さんへ依頼する
現場ではあらゆるアクシデントが起こりうるものです。
例えば何かの拍子で水漏れがあったとしましょう。
連絡をとった時に遠くの業者さんだと駆けつけるまでに時間が掛かります。
また、遠くの業者さんだといくら懇切丁寧に打合せをしてもらっても近くの業者さんと比較して打合せの回数がどうしても減ってしまうので一回に決めていく事柄が多くなり、それに伴って考える時間が減ってしまうので、後々こんなはずじゃなかったと思う箇所が出てくる可能性があります。
④保証やアフターサービスはどうなのか
リフォームやリノベーションは工事が終了したらお終いではありません。
むしろ工事が終わってからが実生活の始まりで使い始めてからなにかあった時にどのような対応をしてもらえるのかは各メーカーの保証やそれに加えた施工業者さん独自の保証によります。
保証期間やそれ以降のアフターサービスについて工事をお願いする前に質問してみることをオススメします。
また、保証に加えてその時々の補助金の申請などお客さんにとって助けになる情報を提示してくれるところは親切だといえます。
打合せの段階では完成までのことに夢中になってしまいがちですが、忘れずに業者さんに確認することをオススメします。
⑤任せられる人物なのか
これ言わずもがなですが、一番大事なことかもしれません。
自分の住まいを任せるわけで、工事中も近隣住民とのお付き合いはあります。
何度も言いますが、リフォームした後にその場所で生活は続きます。
工事をする際の挨拶まわりをしっかり済ませていることは当然として
ふとした時の受け答えでお施主さんの知らないところで近隣の方に迷惑を掛けていた。いざこざがあった。など
後から知るケースも珍しくありません。
そんなことがないように自身のフィーリングで
この人になら任せられる・信頼できると感じた人へ依頼することをオススメします。
以上、大きく5つのポイントを列挙しました。
ただでさえリフォームとなると想定以上に考えることが多くて億劫になることが多いのに、それに加えて知識がない中でしっかりと対応してくれる業者さんを見定めることは相当疲弊することだと思います。
しかし、新築にしても中古住宅の購入にしてもいずれにしても、お家のメンテナンスの時期は訪れます。そして決してそれは安価ではありません。
相見積もりを取って金額を比較することで相場観を知ることは確かに重要です。
ですが、金額だけで依頼先を決めてしまうと思わぬ落とし穴にはまることがあります。
人が動けばそこにお金が発生します。
リフォームの場合、新築のように一から建てていくわけではないので図面がない場合、壁や床を解体してビックリということも少なくありません。
そのようなときは必ず全ての項目を相談の上で追加見積という形で計上されることになりますが、それが法外に高くても一度手を付け始めた現場をやっぱり他の業者さんへ、、、とはいきません。
なので結果的に比較した業者さんより高くついたという話も十分にあり得ます。
金額だけで比較するのではなく、納得できる説明と任せられると思える誠実さ。
そういった要素を併せて業者さんを選択すれば後悔することが少なくなります。
信頼できる業者さんを見つけることができれば、それ以降も安心して同じ人にお願いできるので一回目の業者選びを妥協しないでもらいたいです。
もちろん、弊社もお客さんに選んでいただけるように情報発信から工事まで精進しますので、候補の一つとしてご検討ください。